働きたくないあなたにおくる ニートレズビアンの生態記録

なぜニートなのに普通に生きていけるのか。そしてニートレズビアンの人生とは

第六話 そういえばこんなこともあった。

 

こんにちは。ニートレズビアンの憂です。

今日は起きたら雪が積もっていてびっくりしました。もう桜も咲いているって言うのに今年は本当に変な気温ですね。

 

雪だーと思って外をボーッと眺めていたらニートになる前のことを一つ思い出したので書いていこうと思います。

 

ニートになる前と言っても、もう仕事をやめると決めてお店にもやめると伝えていた時期からニートになって半月ちょっとの話なんですが人の家に居候していたことがあったんです。

 

それも友達の家とかじゃなくて、関係的にはお客さんの家。笑

 

なんでそんなことになったのか今考えてもほんとに面白いタイミングの重なりという感じなんですが。

 

お客さんとは言っても出会ったのがお店だったというだけでいろんなところに飲みに連れてってもらったりしてすごく仲のいい方だったんです。30歳くらいの男性なんですけど。

私がレズビアンだということはよく理解してくれていて、ニートになりたいというかやりたいことだけやって生きていきたいということをすごく応援してくれている個人事業主をしている人でした。

 

とても苦労して個人事業主として生きていけるようになったらしく若いうちにそういう考えを持って行動しようとしているのなら応援したい、環境を変えることってすごく大事だからよければうちに住んでいいよと言われたんです。

 

とはいえ普通に男性ですしいくら仲がいいとはいえ警戒はしましたよ、さすがにね。笑

 

飲みの場での話でしたし本気かどうかわからないので保留していたんですがその二週間後くらいに突然お店に現れて「ほんとに来ていいからねー」ってラインで住所を送ってきて合鍵を置いて帰って行ったんです。

 

その時の気持ちはもう単純に「・・・・は!?」

 

って感じでした。笑

でもタイミングって恐ろしいもんで、私その日の朝に2年半付き合っていた彼女に「別れよ」って言われてちょっと荒れていたんですよ。

だから帰り道もらった合鍵を見ながら

二年半付き合った人に別れを告げられたタイミングでこの合鍵がきたということは神様が行けと言っているのか・・?

とか考えちゃったんですよ、神様なんて信じたこともないのに荒れてる時の考えってほんとに不思議ですよね。

 

その次の日に「今日休みでしょ?家汚いし下見がてら家で飲もうよ○○ちゃんもくるしー」ってラインが来たんでもうなるようになれと思って覚悟決めて行きました。笑

 

もうね、ほんとに何事もなく楽しく飲んで寝ました。笑

ただ「やっぱりこうやって来れる行動力がさすがだと思う俺だったら怖いから来ないもん」って言われて。笑

いやそりゃ私だって怖かったわ!!って心の中で突っ込んじゃいましたね。

 

夜中まで飲んで寝室で雑魚寝して、次の日起きてからみんなで掃除して近くのホームセンターで布団を買ってくれて、意味のわからない同居が始まりました。

とりあえず仕事があるんで服とかを取りに一旦家に戻りまして次の日から二ヶ月ちょっとくらいかな。その家にいました。

職場が近かったんで自転車を借りて自転車で仕事に行ったのはなかなか不思議な感覚でしたね。私が住んでたところはとても田舎なので徒歩圏内に色々お店があるのも新鮮でしたし何よりも感激したのはウーバーイーツが取れるところ。笑

もうあれ便利すぎてちょっとハマって食費がすごいことになりました。

 

一緒にお昼ご飯食べに行ったり、飲みに出かけたり。のんびり話しながら家で飲んだりして結構楽しかったです。家で飲んでる時は色々ためになる話なんかもしてくれて勉強にもなりました。

年末にはその人の友達と共通の知り合いと忘年会を盛大にやったりして、忘年会の時19時間くらい飲み続けてたんですよ、信じられない。笑

 

年始からその人が地元に一ヶ月くらい帰っていたのでお留守番しながら謎に一人暮らし状態になったりもしました。私がまだ仕事をしていたのもあってそこまで毎日顔合わせて話してってしていたわけではないですがいざいなくなるとなんとなく寂しいなーと思いましたね。ずっと音楽流してました。

 

そんな感じで謎の同居生活をしていたんですが実家からついに母親が出て行ったからちょっと帰ってきて欲しいと連絡を受け同居生活終了。笑

 

うん。なんか、やっぱり今思い出しても不思議すぎる、、笑

周りの人に「どういうこと笑笑」って散々言われた記憶があります。

 

レズと10歳年上の男の人がいきなり同居って。いや、私がレズじゃなくても不思議ですね。一応言っておくと本当に手を出されたりは一度もしてないです。なんなら指一本も触れられてない笑

 

 

ああそうだもう一つ思い出した。

そこに住んでた頃、仕事をやめて数日後になにをとち狂ったか歩いて旅に出たんですよ。旅といってもほんの数日、というか3日くらいですけどね。

舞浜駅から出発して静岡まで行く予定でしたが運動不足の体には普通に無理で、新横浜でギブアップしました。情けない。笑

仲のいい男友達と(考えてみたら楽しそうとかいって一緒にきたそいつも変)終電で舞浜駅に集合して深夜の湾岸線沿いをひたすら歩きました。しかもサンダルで。笑

サンダルと数枚の服とパソコンとセルカ棒だけ持ってとことことことこ。

体を浄化したいとかいって前半は塩と水だけ摂取して歩いてました。

なんてアホなことをしてるんだろうかと思いながらもしりとりしたりたまに自撮りしたりして最初は結構楽しかったですね、豊洲市場を初めて見てとっても綺麗でした。

そろそろご飯食べとかないとやばいんじゃないかってなって朝方お蕎麦屋さんで蕎麦を食べたんですがもうめちゃくちゃ美味しかったです。

歩いてみると車で通った時には知らなかったこととか、潮風の匂いとかいろんなことに触れられて世界はまだまだ広いなあって実感しました。

二日目の夜には居酒屋に入ってビールを飲んで、あのビールもめちゃくちゃ美味しかった。

でも流石に二日目ともなるともう下半身全てが痛くて、昔の人ヤバすぎじゃね?ってなりました。

そんなこんなでもう限界だーと思いながらもせめてキリがいいところで終わりたいと思い気合で新横浜まで歩き、電車に乗って帰りました。

電車進むの早すぎてこれまたびっくり。何度も乗ったことがあるのに電車がどれだけすごいものか改めて実感した瞬間でした。

帰ってからはとりあえず寝腐りましたが何せ下半身が全部痛いもんだからトイレに行くのも大変で。笑

体めちゃくちゃ痛いのに同居人に飲みに行こうって言われて行くっていう。笑

飲みに行った先で暴れてた若者がいて同居人が止めに行ったと思ったら鼻折れて戻ってきた時はほんとにびっくりしましたね。くの字になった鼻初めて見ました。笑

 

そんなこんなで二ヶ月ちょっとわけのわからない生活をしていたというお話でした。

 

では